2021年9月27日 11:11
心身ともにボロボロの状態だった野良犬 現在の姿に涙があふれる
美しいビーチリゾートとして人気を博すインドネシアのバリ島は、多くの野良犬がいることでも知られています。
動物保護施設では収容しきれないため、1匹でも多くの犬たちを助けようとして個人で保護活動をしている人もいます。
アーロンさんもその1人。彼はバリ島で野良犬や野良猫を保護して、里親を見つける手助けをしています。
路上で見つけた、心身ともにボロボロの犬
2020年冬、アーロンさんは車が行き交う道路で1匹のオス犬を見かけました。
その犬は遠目でも、ひどい皮膚病にかかっていることが分かりました。さらに近付いて見ると、犬の体にいくつもの腫瘍(しゅよう)があり、それらが皮膚の上に飛び出していたのです。
「この犬を助けなければ」と思ったアーロンさんは、ドッグフードをあげて犬の警戒心を解こうとします。
しかし犬は人間を極度に恐れていて、近付くことができません。
それでも彼は諦めず、別の動物保護団体に協力を求めて、その日のうちに犬を捕まえることができました。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
犬はまだ1歳か2歳ほどで、ホーマーと名付けられます。