くらし情報『心身ともにボロボロの状態だった野良犬 現在の姿に涙があふれる』

2021年9月27日 11:11

心身ともにボロボロの状態だった野良犬 現在の姿に涙があふれる

動物病院で診察した結果、ホーマーは生殖器のがんに加えて体のあちこちに腫瘍があり、重度の貧血と肺の問題、さらに皮膚病にかかっていました。

アーロンさんの頭には一瞬、「ホーマーは助からないかもしれない」という思いがよぎります。しかし、獣医の判断は「がんが臓器に広がっていないので、治る見込みがある」というものでした。

「まだ戦えるチャンスがある」と分かった彼は、ホーマーの治療を開始。去勢手術をして、化学療法を続けました。

ただ、ホーマーが病んでいたのは体だけではありません。アーロンさんと出会った時のホーマーは人間を信頼しておらず、目は生きる希望を失っているように見えました。

アーロンさんにもなかなか心を開かず、彼が初めてホーマーの頭をなでることができたのは、保護してから1週間後でした。



それでもホーマーは治療の甲斐あって少しずつ病気が治っていき、性格も明るくなっていきます。

そして奇跡的な回復力を見せて、なんと約1か月後にはがんが完治したのです。

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