2021年10月25日 13:23
【婚姻届に判を捺しただけですが 1話】乾電池からキュンを錬成する坂口健太郎・ネタバレあり
結婚したらお金を援助すると言う百瀬に、結婚したい理由を聞く明葉。百瀬は「結婚できない相手を想っている」と語る。
気持ちがバレなければその人のことを好きなままでいられる。だから既婚者の肩書きが欲しいとのことだった。
一度は結婚を断った明葉だったが、「今週中にお金を用意できなければ店を売る」との連絡が。崖っぷちに立たされた明葉は「お金を返済したら離婚する」という条件で偽装結婚を決める。
百瀬の結婚の動機には賛否両論あるだろうが、私は少しキュンとしてしまった。
不毛な恋とその相手を大切にするために徹底的に想いを隠すなんて、まるで少女漫画の健気すぎる当て馬だ。
1話終盤、百瀬が好きな相手と電話をする場面がある。
その時の百瀬はこの世の幸せを全て手に入れたかのような顔をしており、相手への強い想いが痛いほど伝わってくる。
隠れみのにされる方はたまったもんじゃないが、その旨を相手に伝えて『契約』しているだけ、まだ誠実と言えるかもしれない。
性格が真逆の2人が見せる『偽装結婚』
新婚生活が始まった矢先、2人は大きな問題に直面した。性格が壊滅的に合わないのだ。
百瀬は『共同生活の掟』を書面にするような几帳面な性格、対する明葉は大雑把。