くらし情報『【妻、小学生になる。第1話 感想】第1話から名シーン炸裂、演者の揺るがぬ演技力が光る注目作』

2022年1月27日 10:00

【妻、小学生になる。第1話 感想】第1話から名シーン炸裂、演者の揺るがぬ演技力が光る注目作

しかし別れは当然やってきた。

帰りの道中、事故で妻は帰らぬ人となった。その瞬間、父と娘、二人の時間は止まった。『ゾンビ』になったのだ。

10年後の二人は会話もなく、買ってきた弁当を別々で食べるだけ。

同じ家にいながら二人は心もバラバラのすれ違いの生活を送っていた。

そして、ゴミや食べ残しが放置されたリビング、手入れされずに朽ち果てた庭。三人の日々が詰まった家はただ10年という時間だけを過ごしてきたように思う。


戸惑いを隠せない圭介と麻衣

そんなある日、ランドセルを背負った小学生が家に訪ねてくる。

「私は新島貴恵。あんたの妻。麻衣の母親」

突然の出来事、亡くなってちょうど10年。生まれ変わった妻が小学生の姿で帰ってきたのである。

口調もその笑顔も愛する妻のような女の子・白石万理華(毎田暖々)。記憶の中の妻と同じように振る舞う万理華を二人は信じることができず、戸惑いを隠せない。娘の麻衣にとっては、自分よりも背も小さい見知らぬ小学生が母親など馬鹿げた話で、憤りを感じるのに無理もない。


しかし、頬をツンとしてくるところも、太陽の微笑みで自分のことを心配してくれるのも、全て大好きなお母さんなのである。

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