2022年4月6日 10:14
3種類あるブロッコリーの品種名に「吹いた」「どういうことよ」
という愛称が定着していたことから、正式な品種名は「おはよう」に決定しました。
また、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」の3品種の違いの1つは、タネまきから収穫までの期間にあるそうです。
ブロッコリー『おはよう』…タネまき後、95日前後で収穫。栽培期間が比較的短い、『中早生(なかわせ)』タイプ。
ブロッコリー『こんにちは』…タネまき後、105~110日で収穫。中早生より栽培期間が長い、『中生(なかて)』タイプ。
ブロッコリー『こんばんは』…タネまき後、150日前後で収穫。中早生、中生よりも栽培期間が長い『晩生(おくて)』タイプ。
「おはよう」の名称が決定後、中生・晩生品種が商品化される際に、覚えやすいように「こんにちは」「こんばんは」と名付けたのだといいます。なぜ、収穫までの期間が異なる品種があるのでしょうか。
担当者は、「収穫期の異なる品種を同時にまくことで、収穫期の分散をはかり、天候が安定しない時でも、安定した出荷を見込める」と説明。
あえて収穫期間をずらすことで、長期にわたった収穫ができるそうです。収穫できる期間がないリスクを減らすことにつながりますね。
ちなみに、上記3品種に共通しているのは、寒さが到来しても、『アントシアン』と呼ばれる色素が発生しない『アントシアンフリー』シリーズとのこと。