2022年4月13日 16:53
山内マリコ「原作者だからこそ」 映画業界への声明に「勇気ある行動」「賛同します」
不均等なパワーバランスによる常態的なハラスメント、身体的な暴力、恫喝などの心理的な暴力等が、業界の体質であるように言われるなかで、今回、女性たちが多大なリスクを背負って性被害を告白したことは、業界の内外を問わず、重く受け止めるべきと考えます。
声をあげてくださった方々の勇気に応えたく、私たちは、連帯の意志を表明します。
原作者として、映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます。ーより引用
また、「映画業界の内部にいる人たちは声を上げづらい状況にあることを目の当たりにした」という、山内さんたち。
映画業界と特殊な関係性を持つ原作者だからこそ、連帯し声を上げられると考えたことが、今回の声明を発表したきっかけだそうです。
今後は、契約の段階から適切な主張を行っていくとともに、万が一、被害があった場合は原作者としてしかるべき措置を求めていけるよう、行動するそうです。
映画界が抱える問題は、出版会とも地続き
声明では、「映画界が抱える問題は、出版界とも地続きです」ともつづっています。
これからは、出版界のハラスメント根絶のためにも、声を上げていくという、力強い意志を表明しました。