奔走の果てに志村はキリコを見つけ合流する。
そこで志村はキリコが桐島と名乗る誰かを追っていること、その為にインビジブルを装って警察に近づいたということを見抜く。
そして今回の最後、二人の前に桐島つまり本来のインビジブルが現れる。
本来のインビジブルであるキリヒトを演じるのは永山絢斗。登場のときから有無をいわせぬ暴力の気配をまとっているのはさすがである。
更に、キリコとキリヒトが姉弟であることも明かされて5話目は終わる。
ともにインビジブルを名乗る姉と弟の関係は、必ずしも良好ではなさそうである。
ここまでにキリコは、志村相手に何かもの言いたげにしつつも自分の意図を語ることはなかったし、この回でも一度言いよどんで結局告げずにいる。
それは弟のことまで告げてしまえば、志村を後戻りできない大きな危険に引き込むというためらいではなかったか。
その一線を目の前に、志村は立ちすくむのか、踏み込むのか。物語は加速する。
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[文・構成/grape編集部]
かな
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