卵の保管 上向き?下向き? 日本卵業協会の情報に「なるほど!」
と呟きながら冷蔵庫の卵の向きを確認しに行った人もいるかもしれませんね。
卵の『気室』はどんな仕組み?
※写真はイメージ
日本卵業協会の回答にあった『気室』という単語を聞き慣れていない人も多いかもしれません。
卵の気室とは、日本卵業協会の回答にあった通り、卵の鈍部(広いお尻側)にあるものです。
例えば、購入してから少し日にちが過ぎた卵をゆで卵にした時、割ったらお尻部分に空間ができていたことはありませんか。この空間が『気室』で、鶏卵以外の鳥類の卵や爬虫類の卵にもあるそうです。
殻には無数の小さな穴が空いており、白身が蒸発したり酸素を取り入れたりします。この時、卵内部の水分や白身が蒸発してできるのが気室です。孵化する前のヒナはこの気室を使って呼吸をするそうですよ。
気室は卵が古くなればなるほど大きくなる傾向があり、そのため、購入から時間の経った卵をゆでると大きめの気室ができる仕組みです。卵自体が腐っていなければ、多少古い卵でも食べて問題ありませんが、大きな気室のゆで卵に当たったら、「この卵、古かったのか」という判断材料になりそうですね。
なお、ゆで卵を作る時、気室あたりに安全ピンや画鋲などで小さな穴を開けるのもおすすめです。