2021年3月26日 11:46
「診てくれませんか?」 動物病院に入って来た野良犬 すると獣医師は…
ブラジルの動物病院で起きた心温まる出来事が話題になっています。
ある日、動物病院に1匹の野良犬がふらりと入ってきました。
犬は左の前足をかばうように歩いていて、まるで「診てくれませんか?」というようにその場に座り込みます。
気付いた獣医師のデイゼ・フェレイラ・ダ・シルバさんは、野良犬を追い出すことはしませんでした。
「この犬は何か助けを必要としている」と感じた彼女は、すぐに犬を診察してあげることにしたのです。
助けを求めて病院にやってきた野良犬
デイゼさんはその犬に「診察室のほうへ行ってちょうだい」といいます。すると犬はしっぽを振って、素直に彼女の指示に従いました。
この時、犬は前脚の肉球に釘が刺さっていたのだそう。
きっと痛くてまともに歩くのもつらかったのでしょう。
また診察の結果、陰茎に伝染性の腫瘍が見つかったのです。
この腫瘍は野良犬に多く、治療をすれば完治するため、デイゼさんは犬に化学療法をすることにします。