2021年5月23日 11:15
喜ばせることも、喜ぶことも愛 「与えられている」から「与える」ことができる
相手のことを思い、何かを差し出す。
プレゼントもうれしいですが、その思いがさらにうれしいものです。
サプライズも、喜びと驚きが倍増します。2年前、夫が還暦にお祝いに何を贈ろうかといろいろ考えました。記念になるもの……それは形のあるものでなくてもいいのではないか。
二人で食事に行くという設定で、実はレストランには夫の親しい友人たちに内緒で集まってもらいました。山口県の徳山から、神戸から、名古屋、福井から、東京の忙しく仕事をしている友人たちも集まってくれました。
当日出席できなかった友人たちのメッセージのスライドショー。
夫のこれまでの歩みをまとめたスライドショー。その夜鍋仕事は、とても楽しかった。
夫に喜んでもらいたくてやっていたのですが、実は私も大いに楽しみました。サプライズやプレゼントが愛だとしたら、与えている私も愛を受け取っていたのでした。つまり、「与える」ということは、「与えられる」こと。また「与えられている」から、「与える」ことができるのです。
「自分が蒔いた種は自分が刈り取る」という言葉があります。ネガティブな意味で語られることが多い言葉ですが、逆もまた真なり、良い種を蒔けば良いものが実るのです。