くらし情報『美輪明宏「6月を迎えて」』

2017年6月1日 12:00

美輪明宏「6月を迎えて」

美輪明宏麗人だより


~6月を迎えて〜

皆さま、ごきげんよう。
今日から6月。
早いもので、今年も半分が過ぎようとしています。
6月といえば、梅雨の季節。
雨が続きますと、「洗濯物は乾かないし、あ~だ、こうだイヤだわ」と、うっとうしく思う方が多いと思いますが、水は自然の恵。
雨が降らなければ、この先の暑い日照りの夏を乗り越えることはできません。
田畑が枯れてしまえば、食物がとれません。
野菜も動物も育ちませんし、何より私たち人間の飲み水がなくなれば皆死んでしまいます。

こう考えれば、梅雨もまたいと有難し。
それから、この季節ならではの紫陽花や菖蒲が美しく咲きますでしょう。
梅雨空にも鮮やかによく映えて、私たちの心を優しくなごませてくれます。
もしかすると、私たち人間が只「梅雨は嫌い!!」と云えないように、この季節をわざわざ選んで咲いてくれているのかもしれませんね。
正負の法則です。
紫陽花や菖蒲を楽しめるお寺や庭園もたくさんありますから、おうちで地縛霊になっていないで、たまにはオシャレな傘を手に、おでかけしましょう。
自然の恵み、命の水の大切さを思い、ジメジメとした空気を逆手にとって、しっとりとしたロマンティックな雨の日の風情を楽しみ、今月も上品に過ごして参りましょう。

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