香り成分であるフキノリドは、胃腸の働きを良くする効果があります。花の開かない蕾の時が栄養豊富で、天ぷら、ふきのとう味噌などにすると美味しく食べられます。
免疫力を高め花粉症の予防にも役立ちます。昔から春にふきのとうを食べるとその年は大病しないと言われています。
●菜の花
菜の花はコラーゲンの合成を助け、血管を丈夫にするビタミンC、B₂、抗酸化作用を持つβ-カロチン、カルシウム、鉄分が豊富に含まれており、黄色に咲く花が可愛らしい春野菜の代表です。お水につけて生気を取り戻してから調理するとシャキッとして美味しくいただけます。解毒作用や抗酸化作用が高く、免疫力を高めるのでストレスや風邪予防に有効です。
●たけのこ
食物繊維が豊富で整腸作用があるたけのこは、カリウム、ビタミンB群、葉酸などを含み、タンパク質が多く含まれています。
特にアミノ酸の一種であり疲労回復効果のあるアスパラギン酸を豊富に含み、茹でると白く現れる神経伝達物質のチロシンは、ストレスの反応に重要な役割をするカテコールアミンを含んでいるので、ストレスへの抵抗力を高め、脳機能を活性化し、やる気をUPさせてくれます。ただし、たけのこはアクが強く、豊富な食物繊維がかえって身体に負担をかける事もあるので、適量を心がけましょう。