くらし情報『美輪明宏「老いること、若さとは何かについて考える」』

2016年9月21日 07:41

美輪明宏「老いること、若さとは何かについて考える」

美輪明宏麗人だより
~老いること、若さとは何かについて考える〜

今日は敬老の日。

老いること、その逆の若さについて考えてみません?
誰にでも老いと死は平等にやってきます。
人間は生まれた時からすぐに死へのカウントダウンが始まっています。
ただ、歳を重ねることは様々な人生経験を積んでいく過程で様々なものが見えてわかってくるので、歳を重ねれば重ねるほど肉体は衰えますが人生は楽しくなる。
逆に若ければ可愛いとチヤホヤされますが、それは只の自然現象で自分が努力と才能で手に入れたものではないから自慢にはならない、長い人生から見ればほんの少しの間だけ。
世の中には若いということを自慢したり、中には年寄りを軽視する愚か者もいますが、若さとは未熟ということで偉くも何ともありません。
老いることは何ら恥じることでもないし、若さは何ら得意がるものでもありません。
「自分も既に老いに向かっているのだから若いときには謙虚に年上から学び吸収し、老いても人生を楽しめるよう自分を育てる」意識を持ち実践することが大切なことです。

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