食欲の秋です。
きのこ類や栗、サツマイモ、それに秋茄子と、お店には魅力的な食材が山積みです。ただし、せっかく買って腕をふるっても子どもが食べてくれなければ、へこたれますよね。
子どもの食の悩みはつきものです。
息子が小さかった頃は、食べて欲しい一心で常に献立を思考錯誤していた気がします。
味はもちろん、柔らかさの度合いや人差し指と親指でつまめるかどうか、あるいはスプーンで掬えるかをチェックし、そして食材も豊富に、さらに、苦手なものも少し加えて慣れさせよう、などと考え必死でした。苦手食材の克服には、献立以外でも、例えば買い物中に自分で探して来させたり、一緒に絵本で見たりもしました。小松菜などの青菜は、こうしてある時を境に好物にまでなったんです。そういうわけで、息子はどちらかというと好き嫌いは少なめだったと思います。
小学校に上がり、保育園に引き続き給食で色々な食材を口にする日々。栄養士さんが一生懸命工夫してくれるお昼ご飯を、美味しいと言って、毎日お代わりまでして帰る時期もありました。
ふう、やれやれ。食の悩みは卒業したな。ところが、そう肩をなで下ろしていたところに、新たな問題が。
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