近年では子どもにはレゴなどの小さなオモチャ。大人には香水やワイン、ビールや紅茶などのアドベントカレンダーも販売されているけれど、やはり基本はチョコレート。
学校の教室にも飾り、毎日「今日は僕の番!」と登校。1人ずつ順番にその日の数字のところに用意されたチョコやビスケットを食べることを楽しむ。
クリスマスツリー。毎年、生のモミの木を買う家が多い理由
クリスマスツリーの発祥もフランス・アルザス地方。(昔はドイツだったこともあるので、ドイツが発祥と記されていることもある)
はじめは冬でも緑が美しいモミの木に赤いリンゴを飾っていたので、それで今でもクリスマスツリーというと緑と赤の配色が多いらしい。
しかし1858年、リンゴが不作で収穫できず、その時にアルザスのガラス職人がガラスのボールを作ってモミの木に飾り、それが発端となってクリスマスツリーのデコレーションが始まったのだそう。12月になるとフランス中のスーパーの駐車場には大量のモミの木が並び、販売が始まる。そして小学校にも校庭用に3m、各教室用には1mのモミの木が運びこまれてくる。植木鉢ではなく伐採ものなので、日に日に乾燥して葉が落ち毎日掃除には手間がかかるのだが、それでもイミテーションではなく生のモミの木を購入する家が多い。
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