ようやく国の保健機関が発達障害に注目。力を入れ始め、それまで0.5%しかいないとされていたADHDは3.5〜5.6%と調査結果を変え「やはり認知&認識されていなかっただけ。日米と同じレベルでADHDはフランスにもいた」ことが判明。
そして病気として認知・認定されると、たちまち「精神ケアも大切だが、まず必須なのはお金!」とシビア&;迅速に動きだすのが、フランスならでは!
2019年には発達障害児への予算3000億円を組み、今も日常上、さまざまな方策を試みている(education.gouv.fr。日本は令和3年時点で7億円弱/厚生労働省)。
例えば……、
1)初等教育(幼稚園&小学校)までは、必要な児童がいる場合は、クラス内に専門の補助教員を教育委員会から派遣。仮に1名のみであっても授業中、教室内で、その児童の速度や能力に則した個別指導を行う(「人はそれぞれ違って当たり前」の“常識“は子ども達にも浸透しているため、このことで他の子どもが劣等感を与えたりという差別やイジメは生じない)。2)そのための補助教員も各教育委員会が育成。
3)上記のように専門家や専門医での治療&訓練は国費で推奨。
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