この連載も気がつけばもう一年経ってしまいました。
一年って本当に一瞬だなと思っています。
40歳も過ぎれば一年経っても特に変わった事はなく(膝が若干痛い日があったりするくらい)、相変わらず片付かないおもちゃの山にイライラしたりしています。
でもよく考えると、奏ちゃんは一年前はまだオムツを履いていて(5歳なのに)、自転車以外の移動の時はベビーカーが欠かせなかったのに、オムツが取れて、自分の足で一日中歩けるようになりました。
奏ちゃんが生まれた病院で、フォローアップ をしてもらっている先生や小学校の先生から「年長の一年間ですごく成長から、就学相談の発達検査は遅めに受けた方がいい」とは言われていましたが、本当に成長したと思います。
携帯が時々提示してくる数年前の写真を見ると、食卓ではお皿はひっくり返され、ご飯がテーブルと床に事件現場のように散らばり、スプーンは床に投げられていました。
「ああ、こんなだったっけ」
と、あんなに途方に暮れて「これはいつまで続くんだろう……」と疲れ果て大変だったのに、不思議と忘れている自分がいます。
ほんの少し前までは、ブロックや組み立て式のミニカーの道路などは、崩れてしまうと奏ちゃんは怒って投げたり破壊しておもちゃに当たっていたので、そんなおもちゃを使わせるのも嫌なくらいでした。
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