皆さんこんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。
今回は「歩行」についてです。最近の子どもは、歩き始めが早くなりましたね。ただでさえ乳児期と言われる0・1・2歳の子どもは、首から下の身体よりも頭部が大きいので、頭を支えることができず歩行が安定しづらいと言われています。さらに、歩き始めが早いと、ハイハイなどの期間が短い分、身体の体幹が弱く歩行が安定せず、転びやすいとも言われています。
今回は、子どもの歩行が安定するコツをお話ししていきたいと思います。
歩行に向けてのプロセスを大切にする
子どもの身体は、生まれてすぐに成長発達しています。視覚で物を捉え、物に興味を持ち、それらに触れてみようとする。触れるために手を伸ばし、時には全身を使ってずり這いをしその物を掴みに行こうとします。高低差があるところにある物をどうしたら掴むことができるのかを考え、そこで足や腰を使って踏ん張り、身体を支えて物を取ることで体幹が整います。
こうしたプロセスをきちんと踏んで歩行に繋がっていくのですが、周りの子どもが歩き始めたからとか、つかまり立ちができるようになったからという理由で、大人が子どもの手を引いて体幹が整っていないのに無理やり歩行へと進めてしまい、安定しない歩行になってしまうという背景があります。
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