好き嫌いなく、何でも食べられる元気な子どもに育って欲しいと思うのが親心ですよね。
ところが、一生懸命に作った離乳食を全然食べてくれなかったり、食べられる食材がなかなか増えなかったりと、子どもの食事に苦労しているママやパパ達がたくさんいます。
離乳食は必要な栄養を補う役割があると同時に、様々な食材の味を体験させて味覚を育て、食習慣の基礎を作ります。
そこで今回は、初めて食べる離乳食を赤ちゃんがどのように感じているのか、さらに、味覚の仕組みを知った上で、離乳食の好き嫌いが少なくなるコツをお伝えします。
味覚の仕組み
子どもが嫌いな食べ物と言えば、ピーマン、ゴーヤ、セロリなどの苦味のある野菜や、トマト、梅干し、酢の物などの酸味のある食べ物などが多いです。
赤ちゃんも同様で、初めて食べた10倍がゆはすんなり食べてくれたのに、ペースト状にしたほうれん草やトマトを与えた時にはビックリした表情をしたり、口から吐き出すといったことは良くあることです。
では、なぜ赤ちゃんは苦味や酸味のある食べ物を嫌がるのでしょうか。
これは人間の本能的な識別能力が関係しているのです。
私たちが舌で感じる味は5つに分類されます。
…