外食する時も、子どもにはベビーシッターが付き添い、食材を細かくして食べさせ、トイレにも連れて行きます。親は食事とおしゃべりに集中。
ある日、ローラママが「今日、夫は病院に行って仕事をしている」というので、「お医者さんなの?」と聞き返すと、「病院を建てている」との答え。
共通の友人によると、「ローラは、生まれた時からビルのオーナーだよ。おじいさんからビルをすべて受け継ぐのだから」とのこと。
そんなローラ一家は、日本が大好きで、京都の高級旅館を定宿にしているそうです。
やがて、2人目を妊娠したローラママは、米国で出産。近年、中国人の米国出産は厳しく制限されているのですが、富裕層にはそれなりのやり方があるのでしょう。
あまりの豊かさに戸惑う私。ある人から、こんな忠告を受けました。
「この幼稚園の同級生のご家庭は、日本人が想像できないほど裕福です。日本からの駐在員がおつきあいできるレベルではありませんから、無理してつきあわなくていいです」
一見、富裕層には見えないが……
ローラ一家を含め、幼稚園の同級生の両親は、がつがつした感じがまったくしませんでした。声は小さく、低く、物静かで控えめ。
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