食物アレルギーがあって食べることができないものがあると、自由にオーダーできなかったり、みんなと同じものが食べられないなどたくさんの制約があります。大手電子部品・電気機器メーカーである京セラで働く谷 美那子さんも、子どもの頃からアレルギー反応を起こしてしまう食材が10品目以上あり、食事の席での苦労を経験してきました。そんな経験から京セラ社内の新規事業アイデアスタートアッププログラムに応募し、応募数約800のなかから現在事業検証の段階まで実現したものの1つが、食物アレルギー対応サービス「matoil(マトイル)」です。

マトイルを立ち上げた、京セラの谷 美那子さん。
お祝いのハレの日ごはんをシェフが構成
食物アレルギーや食の嗜好に合わせたオーダーメイドのミールキットサービスで、お誕生日などのハレの日のためにあわせたメニューをシェフが構成する「ごちそうキット」を配送で販売しています。
オーダーメイドは、まずはお届けするの方へのヒアリングからスタート。
「アレルギーはそれぞれ持っているものも、重さも違うといのもあって、そこをきちんと伺ってからメニューを提案させていただきたい。アレルギーというと7品目、24品目などあって、例えば自分が食べられないのは7品目のなかでは卵だけなのに、ほかも全部抜かれてしまうというような状況を作りたくなくてこういう方式をとっています」
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