くらし情報『子どもの自死に寄り添う、詩人・谷川俊太郎の言葉。/第10回 ヒコロヒーのナイトキャップエンタメ』

2023年3月29日 14:24

子どもの自死に寄り添う、詩人・谷川俊太郎の言葉。/第10回 ヒコロヒーのナイトキャップエンタメ

目次

・『ぼくはしんだじぶんでしんだ谷川俊太郎と死の絵本』
・No. 1217
子どもの自死に寄り添う、詩人・谷川俊太郎の言葉。/第10回 ヒコロヒーのナイトキャップエンタメ


疲れた心と体に染み込む、ナイトキャップ(寝酒)代わりのエンタメをヒコロヒーが紹介。第10回は、昨年ETV特集で放送されたドキュメンタリー『ぼくはしんだじぶんでしんだ谷川俊太郎と死の絵本』HP。

『ぼくはしんだじぶんでしんだ谷川俊太郎と死の絵本』


子どもの自死に寄り添う、詩人・谷川俊太郎の言葉。/第10回 ヒコロヒーのナイトキャップエンタメ


『二十億光年の孤独』から「マザー・グース」の翻訳まで、日本を代表する詩人・谷川俊太郎さんの好きな作品を挙げようとしたら枚挙にいとまがない。軽妙洒脱でユーモアがあってどこかスケベで、読んでいるといつもニヤニヤしてしまう。本作はそんな谷川さんの新作絵本(テーマは「子どもの自死」)制作の2年間を追ったもの。この特異な絵本誕生のプロセスを通して、私たちは自身の死生観を強く揺さぶられることになる。
死と向き合う谷川さんの言葉はことのほかやわらかい。孤独とか悲しみとか、そんなことは感じさせない文章で、読む人の心にそっと寄り添ってくれている。何度もイラストの描き直しをお願いする姿からも、読者に死をわかりやすいイメージで捉えてもらいたくないという作者の思いが感じられた。家庭環境やいじめなど、自死には理由があると言われているが、本当にそうだろうか。

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