似合うものは決まってきたし、あふれるほど欲しいわけじゃない。心地がいい、具合がいい、気分がいい、品がいい。いろんな意味でバランスの「イイモノ」に、少しの特別を添えて。
ロケ撮影の日、初めましての打ち合わせの日、オフに友人と食事に行く日と、その日に会う人や予定に合わせ、変化を楽しんでいる洋服のスタイリング。一方で毎日変わらないことを楽しんでいるのが唯一つけているアクセサリーのリングです。大きめの有機的なゴールドのもので、デザインも気に入っているそれは、アシスタント時代、パリ撮影に同行した際に訪れたシャンゼリゼ近くにある〈セリーヌ〉で、またパリに戻って来られますようにと願いを込めて買った特別なリング。ジャケットやシャツにはほどよい艶やかさを、スカートやワンピースにはマニッシュさを演出してくれ、どんなスタイルとも相性が良い相棒は、お守りのような存在でもあります。
シンプルだけど印象的なアクセサリーを1つだけつけるスタイルを気に入っていたので、ほかは手が伸びなかったのですが、急にウィッシュリスト入りした胸キュンジュエリーがあるのです。
ある日食事を一緒にした際に友人がさりげなくつけていたそのリング。