くらし情報『【SDGs A to Z: B (Bakery) 】自分で耕し、自作の薪窯で焼いたパンを必要な分だけ。』

2023年6月7日 18:05

【SDGs A to Z: B (Bakery) 】自分で耕し、自作の薪窯で焼いたパンを必要な分だけ。

目次

・農薬や化学肥料を使わず育てた昔ながらの小麦を挽いて使う。
・実家の畑を受け継いで自家用の野菜は自分で賄う。
・火入れに3時間かかる薪窯で午前中に作れる分だけを焼く。
・自家製ジャムをたっぷり塗って畑の恵みを存分に味わう。
・パン作りの工房は、好きな景色を楽しむための特等席でもある。
・No. 1221
【SDGs A to Z: B (Bakery) 】自分で耕し、自作の薪窯で焼いたパンを必要な分だけ。


「自分で作ったものが食べたい」という店主の想いが生んだ、小麦から酵母、薪窯までを手作りするベーカリーへ。その暮らしからは、“何を食べてどう生きるか”が学べる。

高崎駅から車で20分。車が一台ギリギリ通れる細い道を進み、小さな道標を頼りに訪れたベーカリー〈bien cuit(ビアンキュイ)〉。ひとりで店を切り盛りするのは、パン職人の田中秀二さんだ。田中さんは、自分のことを「パン屋というより畑側の人間」だと言う。自家の畑で土に触れ、さらに地元の〈秋山農園〉に週一度通い、小麦や大豆の世話もする。その労働対価として得た小麦でパンを焼き、10年が経った。
「今は何でもある便利な時代ですが、昔から変わらない自然の風景や素朴な美しさを大切にしたい。自給自足とまでは言わないけれど、何か足りなくてもそれでいいと思うことが大事。自分が気持ちいいと感じることを続けていきたいです」

小麦を育てるための土づくりからはじめるパン職人はそういない。目の届く範囲で作られた、信頼できるパンを食べることで食への意識がまたひとつ変わる。

農薬や化学肥料を使わず育てた昔ながらの小麦を挽いて使う。

【SDGs A to Z: B (Bakery) 】自分で耕し、自作の薪窯で焼いたパンを必要な分だけ。


小麦の品種は、約70年前からこの地で作られている農林61号。

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