自分のため、誰かのため、世界の問題のため…アクションを起こしたことで、新しい転機を迎え自分らしく輝けるようになった人の女性たちに話を聞きました。3人目はシャークジャーナリスト・沼口麻子さんです。
“一度は決別したサメと歩む人生。悩んだ末、自然と原点に帰りました”

撮影/山田鉄也
今の仕事は、SNSで突然「私はシャークジャーナリストです」と名乗ることから始まりました。それまでは、大好きなサメなどの研究をしながら海洋学系の大学院まで進んだものの、一度は就職のため海の世界から引退。しかし、社会人7年目に体調を崩してしまい、仕事も思うように続けられず…悩んでいた時に出合ったのがキャリアコーチングです。講座に参加すると、これまで関心があったことを分析しながら、自分の価値観をすり合わせて何を仕事にしていくべきか、ビジネスモデルを立ててくれました。その結果、今の仕事にたどり着いたんです。

大学4年〜大学院は小笠原を拠点に、研究のほか小笠原水産センターでアルバイトも。写真はハチワレ解剖前の様子。

標本作りの様子。頭やアゴ部分の皮や肉を削いで、標本に。