くらし情報『ホン・サンスの映画を見て、どんなことを感じても間違いではない。ホン・サンスの最初期から現在期の7作品』

2023年6月21日 15:25

ホン・サンスの映画を見て、どんなことを感じても間違いではない。ホン・サンスの最初期から現在期の7作品

目次

・韓国の名匠ホン・サンス
・“アバンチュール”を描いた物語が多かった、ホン・サンスの最初期
・公私ともにパートナーのキム・ミニと出会い、“アバンチュール”映画ではなくなっていく
・現在期の女性たちは、芸術家にあこがれる“ワナビー”ではない
ホン・サンスの映画を見て、どんなことを感じても間違いではない。ホン・サンスの最初期から現在期の7作品


『小説家の映画』の公開を記念し、墨田区菊川の映画館Strangerにて、ホン・サンス監督特集上映が開催される。ホン・サンスと言えば、1990年代から映画を世に送り出し、カンヌ映画祭やベルリン映画祭の常連で、今回、日本で上映となる『小説家の映画』も第72回 ベルリン国際映画祭(2022年)の審査員大賞(銀熊賞)に輝いている。

韓国の名匠ホン・サンス

彼の作品の特徴としてあげられるのが、カメラのズームインとズームアウトを使った映像である。このズームイン、ズームアウトを見て、これはどのようなことを意味しているのだろうかと、観客もじっと考えることとなる。

ホン・サンスの映画というのは、どのような感想を持っていいのか、戸惑うようなところもある。『小説家の映画』に寄せられた著名人のコメントを見ても、これは同じ映画のことを語っているのだろうか?と思えるほど、皆の見ている部分が違っている。ある人は前向きな物語と捉え、ある人は女性たちの連帯の物語と捉える。また別のある人は、作家として試されているような畏怖の念を抱く。
ただ、そのどれも間違っていないとも思えるのだ。

今回の特集上映では、そんなホン・サンスの最初期・転換期・現在期の代表作から9作品が上映される。

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