ゲストもホストもリラックス&つい長居。居心地のいい家って“キッチン”が素敵だと思いません? “食”への愛が募り、“キッチンリノベ”を実践した方々の台所を見学。いろんなやり方があるようです。
日々の喧騒から距離を置きミニマムな生活を送るセカンドベースのキッチン

民藝が好きで、祖母とは趣味が合ったという久保利さん。祖母が使っていた椅子や絨毯などはそのまま残しながら、ラスティックな素材の壁や床を選んで温かみのある空間を演出した。
「ここでは本格的な料理はしない予定なので、あえてガスを引いていません。お茶やお酒だけを用意して、会話をつまみに楽しめる場所にできたらと」
そう語る久保利彩さんは、祖母が残した家を二拠点目として改装。4畳ほどのコンパクトなキッチンの床や壁を張り替えて、新たに作業場を設置した。
「元々の古民家を生かして、田舎っぽい雰囲気にしたかったんです。『Pinterest』で見つけた理想のキッチンを、オンライン上のホワイトボード『Miro』を使って個人の施工士〈とんち造作計画〉と情報共有。円滑に改装が進みました」
壁に張ったのは「タイルパーク」で見つけた美濃焼のタイル。