ゲストもホストもリラックス&;つい長居。居心地のいい家って“キッチン”が素敵だと思いません? “食”への愛が募り、“キッチンリノベ”を実践した方々の台所を見学。いろんなやり方があるようです。
中東のバザールをインスピレーションに。旅先でのトキメキを詰め込んだ

置いてある物は20年前に手に入れたアイテムから、最近ソウルとウズベキスタンでゲットしたというお皿まで様々。「色鮮やかな物は、隙間がない方が統一感があるように見えるんですよ」と話す口尾さん。写真左にあるスパイスを置いたテーブルは、友人がキッチンに合わせて作ってくれたもの。
料理研究家・口尾麻美さんのキッチンは、リノベーションをした20年前から現在もアップデートを続ける、これまでの旅の思い出が詰まった場所だ。
「一日で一番長い時間を過ごすキッチンは、旅で集めたアイテムがあふれる場所にしたかったんです。そしたらだんだんと置く場所がなくなって……。中東のバザールで物を天井から床までぎゅうぎゅうに吊るしたり置いたりしてある様子を見て、『これを真似しよう』と」
物の増加に伴い、ダクトレールにS字フックを引っ掛けて調理器具の収納を拡張。