くらし情報『寿木けいの 「一から家具を作ってもらうということ」#1』

2023年8月7日 15:00

寿木けいの 「一から家具を作ってもらうということ」#1

目次

・special essay 「職人が作る美しさとともに生活する」文・寿木けい
・No. 1222
寿木けいの 「一から家具を作ってもらうということ」#1


「自分のために家具を作ってもらうことは自分の物語を描くこと。それには自分はどう生きるのかを決める力が必要でした」。
エッセイストの寿木けいさんはテーブルやキッチン、照明を家具職人やアーティストの方に一から依頼して作ってもらった。大変だけど、豊かで、おもしろくて、楽しい。その制作と思考の過程を聞きました。寿木さん書き下ろしのエッセイも。

special essay 「職人が作る美しさとともに生活する」文・寿木けい


寿木けいの 「一から家具を作ってもらうということ」#1

古い家を買ってすぐに、寿木さんが描きはじめたスケッチ。

山梨の里山に、古い家を買いました。釘を一本も使わず、総栗材で仕上げられた、百三十年以上の歴史がある家です。

農業と養蚕を営む一家が暮らしたそうですが、ここ数年は誰も住んでおらず、私が手に入れたときには、老朽化が進んでいました。

古民家にもリノベーションにも興味がなかった私が、では、なぜこの家を買ったかといと、建物がもつ力に背中を押されてのことでした。長い年月を経て、黒く光る大黒柱や梁に、興奮と安心の両方を感じました。

昨年末にリノベーション工事がはじまり、この特集が発売になる頃には、仮住まいからの引越し準備で忙しくしているはずです。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2023 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.