ファッションデザイナーとしても活躍するファンタジスタさくらださん。前編では、多感な時期に父親を亡くしつらい時期を過ごしたこと、20代であやまん監督と出会い、「あやまんJAPAN」のメンバーとして活躍するまでのお話を伺いました。後編では、夫Boseさんとの出会いと結婚、出産、そして現在10歳となった娘さんとの関係性や、子育てをする中での葛藤などについて伺います。
そんなときに出会ったのがBoseさんだった。
「小籔千豊さんの音楽フェス『コヤブソニック』の出演者同士として初めて出会って。一通り、あやまんJAPANの芸を披露したんです。Boseさんの膝の上に乗っかって『私の席はここかな〜?』って。苦笑いしてました(笑)」
もともとテクノミュージックや渋谷系など、日本のポップカルチャーが大好きだったさくらださん。
出会う以前からスチャダラパーのライブにも足繁く通う「ファン」だったという。
「憧れの人でした。だから、Boseさんに仕事の悩みを相談するうちにどんどん親しくなって。それまでの自分のことや、父を亡くしたことが大きなトラウマになっていることも正直に話すことができました。Boseさんと出会う前までの恋愛って、どこか歪んでいたんです。