現在、スウェーデンに暮らすガラス作家の山野アンダーソン陽子さん。6月25日にババグーリ清澄本店で終了した郡司製陶所との企画展の開催のほか、秋にスタートする自身発案のプロジェクト「Glass Tableware in Still Life」巡回展の準備のために現在来日中だ。今回の帰国には、夏休みを利用して8歳の息子さんも同行しているそう。山野さんが日本各地を飛び回る間、息子さんは日本の小学校に一次転入(体験学習)をしているのだとか。その話を伺うとともに、山野さんの現在の子育てへの考え方について話を聞いた。
「息子は日本の学校生活をとても楽しんでいます。給食がとにかく楽しみみたいで。明日はしゅうまいが出るんだってとか、とうれしそうに報告してくれます。
体験学習に参加するのは、今回がはじめてです。最初は、わたしのほうがドキドキしてしまって。息子は、髪の毛が長く、ハムが好きだからハムのピンク色が大好き。それって、日本ではちょっと変わっている子だなと受け止められてしまいそうで、クラスで浮いてしまわないかな、と心配していました。でも、そんなのはまったくの杞憂だったんです。息子は最初の授業で、もちろん勉強もまったく進み方が違うから内容も理解してないのに、率先して手をあげたり、給食の時間は余った牛乳を誰が飲むかの“おかわりじゃんけん”にも参加したりしたそうです。