古い街並みが残り、散歩にうってつけの谷根千。街の雰囲気を大切にしながらも高い技術を誇るパン屋さんが多いのもこのエリアの特徴だ。ぶらり歩きするときはこの2軒を目的地に。パンラボ・池田浩明さんによる、Hanako本誌連載「まだ見ぬパン屋さんへ。」からお届け。
〈Think〉パンとお菓子、どちらも主役に。

右・クロックムッシュ480円、左・マドレーヌ(レモングレーズとショコララズベリー)各230円。
かつてパティスリーの厨房で出会った盟友が手を組んだ。菓子作りの研鑽を重ね、〈ハイアットリージェンシー東京〉で最年少でシェフを務めた仲村和浩さん。パティシエからパンに転向、サワードゥムーブメントの先頭を切る〈ガーデンハウスクラフツ〉でシェフだった鈴木嵩志さん。舞台に選んだのは、谷根千にある趣深い古民家。そこでフランスの伝統的な業態「ブーランジェリーバティスリー」を再構築する。コンセプトは、「Back to New basic」。

バゲット各290円。
北海道産など国産小麦をブレンドし、長時間かけて熟成。

カヌレ各380円。フランス産バターを使用し、しっかりと焼き込んだもの。