ジリジリと照る太陽の暑さ、汗が乾かないほどの湿度など、不快指数の高い日本の夏。そこでたまった疲れを秋に持ち越さない秘訣を、3つのタイプ別で紹介。生活習慣編では、ほんの少しの体調の変化もキャッチしてその都度ケアをできるよう、毎日の生活に取り入れやすいアクションを伝授します。
気づいたときに対処する術を身につける。
本格的な夏も折り返し地点に差し掛かり、そろそろ疲れがたまってきたという人も多いのでは。ここで立ち止まって、今できるケアの方法を試してみよう。
漢方薬剤師で国際中医師の大久保愛先生によれば、「夏はほかの季節との違いがありすぎて、元気に過ごせる人って少ないんじゃないかと思います。ここで不調を放置していると、10月頃に抜け毛が多くなるなど、後々トラブルが発生してしまうことも。
その時期は一年の間でも気候が良くて過ごしやすい季節なのに、ダウンしているのはもったいないですよね」。蓄積した疲れや不調は次の季節に持ち越さず、早めに対処したい。
カラダを一定の状態に保つのが自律神経だが、暑さや湿気で常にカラダに負担がかかっている夏の間は、ほかの季節では問題ない小さな変化にも敏感になりがち。