国立健康・栄養研究所の調査によると、日本で幼児にサプリメントを与えている保護者は8~10%いると報告されました。
親心としてはバランスよく食べてほしいと思っていても、好き嫌い、偏食、少食、遊び食べなど、子どもの食事はなかなか思い通りにはいきません。
栄養バランスの偏りを解消するために、子どもにサプリメントを与えたいという親の気持ちも分かります。
しかし、子どもにとってサプリメントは本当に必要なものでしょうか。
今回は、サプリメントの安全性や注意点とおすすめの選び方についてお伝えします。
健康食品の分類

(厚生労働省「健康食品」のホームページより)
健康食品とは、健康の保持や増進に効果があるという趣旨の食品全般のことをさし、医薬品とは異なります。
サプリメントなどの健康食品は、「保険機能食品」と、それ以外の「いわゆる健康食品」に分けられます。
「保険機能食品」の中には、消費者庁長官の許可が必要な「特定保健用食品(トクホ)」と、国が定める規格基準に従って事業者の自己認証により表示する「栄養機能食品」、安全性と機能性を消費者庁長官に届け出る必要がある「機能性表示食品」の3種類があります。
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