小さなスタンドランプの光だけにして、息子を膝にのせ、寝る前の儀式のように、私は毎晩、この絵本を読みました。
『つきのぼうや』(イブ・スパング・オルセン:さく・え/福音館書店)。
我が家の一番縦長の絵本です。おつきさまがふと下を見ると、池に映ったもうひとりのおつきさまがいることに気づきます。それが気になって仕方がないおつきさまは、つきの坊やに連れてくるように頼みます。つきの坊やは雲をくぐり、鳥たちの間を抜け、風に飛ばされそうになりながらも下へ、下へと降りていきます。海底まで辿りつたぼうやは、おつきさまに素敵なお土産を持って帰るというお話です。縦長の形がとても良く生かされていて、楽しいですよ(3才から)。
『うそつきのつき』(内田麟太郎:作、荒井良二:絵/文渓堂)

息子が折った、ブリと。
何があっても絶対に笑わないという、つきのおじさん。
鶏が2羽鳥を飼っていても、イタチが年をはたちと言っても、木になるキリンを気になるキリンがいても、絶対に笑いません。だってちっとも面白くないんだもの、なんていう嘘はつけず、読んでる方は思わずブッと吹き出してしまいます。素晴らしいナンセンスだじゃれ絵本。
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