くらし情報『麺が浮かぶ看板をみんなで見て楽しんだ頃。【連載・室木おすしの「娘へ。」】』

2020年1月12日 10:11

麺が浮かぶ看板をみんなで見て楽しんだ頃。【連載・室木おすしの「娘へ。」】

とめちゃくちゃウケていました。
それからというもの、帰省でそこを通るたびに、「変なちゅるちゅるあるかな?」と期待を膨らませ、店をのぞきました。最初の頃は通るたびいつも動いていて、「あったーーー!おもちろいー!!」と毎度笑っていたのですが、2年ほど経つと、動かない日などがでてきました。

それからというもの、そこを通る際は、「今日はちゅるちゅる動いてるかな?」と言いながら覗くようになり、動いていると、「やったー!動いてたー!」と喜び、止まっていると、「あー止まってたー!」としょんぼりしました。

そのうち止まっている方が多くなり、何となくみんなそんなに興味がなくなっていっているのを感じました。

私はなんだかそれが寂しくて。
ちゅるちゅるラーメンが上下に動いているだけの置き物を見るだけで、あんなにも盛り上がれたあの頃を、私はその止まったちゅるちゅるの脇に見てしまうのでした。

そして止まったその置物とは相反し、あなたたちはどんどん成長していって、いつしかちゅるちゅるラーメンのことを、なんと、「ラーメン」というようになりました。

あんなにちゅるちゅるラーメンと言ったのに、どこで正解を知ったのでしょうか。

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