そして日当たりよりもむしろ、昼寝にも最適な真っ暗にできる空間が選ばれている。広さも
「広ければ、その分、玩具などが溢れ、掃除も大変」
「整理整頓のできない子どもにもなりがち」
と小さな部屋が好まれる。遊びも勉強もリビングや台所でする子どもが大半。
フランスの小学校では基本的に国から「書く宿題は禁止」とされていて、詩の朗読や自由研究発表など口頭での宿題がメイン。そのため親のそばで宿題をする習慣が小さい頃からついているからだろうか?中高生になっても台所やリビングのテーブルで勉強をする子どもがとても多く、子ども部屋に勉強机がない家庭は珍しくない。
ダイニング(食事の場所)にテレビ……はNG!
そして家族の集う団欒の場所ダイニング。つまり食事スペースにはテレビは「ご法度」。これは昔からの傾向なのだが、ここ20年ほどでフランスにも急速に大画面テレビが普及。家族と共に同じTV番組を見て、なにやかやと喋りながらの食卓も楽しいものなので、変化するかな?と思いきや、
「いやいや。食事中はお互い目を見ながらの会話でしょう」という説が今も健在。
しかも近年は、フランスでも親も子どもも携帯電話やタブレットを所持。
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