くらし情報『精神科医・星野概念のあまから恋わずらい No.19「香り」』

2019年9月2日 14:54

精神科医・星野概念のあまから恋わずらい No.19「香り」

精神科医・星野概念のあまから恋わずらい No.19「香り」


Hanako本誌で連載中の精神科医・星野概念さん「あまから恋わずらい」を掲載。今回は、1176号「京都の、ほんと」特集よりお届けします。

今回のテーマは、「香り」と恋。

精神科医・星野概念のあまから恋わずらい No.19「香り」


今回のHanakoの第2特集は「香り」。
恐らく香りは様々な生物にとって重要です。目で見て危険性が分からないものも、香りで判断できることがあり、例えば、見た目はぐちゃっとしている食べ物でも、発酵しているものと腐敗しているものでは香りが違います。「くさい」の種類が違うのです。発酵しているものは体に良いけど、腐敗しているものは具合が悪くなる。これは大きな違いです。

個人的に香りで連想されるのは香水です。僕は高校時代、〈カルバンクライン〉の「ck-one」という香水が好きでした。先輩がこれを使うのを見てとても憧れたのを覚えています。貯金をして手に入れた時はとても嬉しく、毎日噴出口を嗅ぎながら香水デビューできる日を待ちました。そして、ついに合コンの日。女子と時を過ごすのには慣れていませんでしたが、香りで全員魅了できると信じて香水をシュッシュ。でも手首とかにさりげなくつけるだけでは足りない気がします。もっともっと。そうしているうちに、鼻が慣れたのか、気づくとシャツ全体が濡れるほどつけていて、そのまま出かけました。

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