自分のカラダひとつで始められるダンスは、実は一番身近な運動!?ダンス界の頂点にいるDA PUMPのKENZOさんに、『U.S.A.』の振り付け秘話や、楽しく踊るための心得を教えていただきました。
「誰にも負けたくない」から「自分のダンスを踊りたい」へ。
9月にフランスで開催されたストリートダンスの世界大会で日本人初優勝を飾ったKENZOさん。世界大会優勝保持者との激しいバトルを勝ち抜き頂点に立った心境とは。
「僕にとってダンス=言語なんです。世界の舞台では特に、人種、国籍、年齢を全て取っ払って、そこにいる人たちを一つにしてくれるもの。大会に出始めた頃は勝つことにこだわっていましたが、今回は、ただ自分らしいダンスを踊りたい、ダンスで相手と会話をしたい、というシンプルな気持ちで臨めました」
その境地に至る大きな転機として、昨年大ヒットを記録したDA PUMPの『U.S.A.』があるという。
「ユーロビートといい、パンチの利いた振り付けといい、僕たちにとって『U.S.A.』はかなり大胆な舵取りでした。アメリカで流行していたシュートダンスを入れたり、MCハマーの動きを〝驚異のインベーダーフォーメーション〞と名付けたり。
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