おしゃれな洋書や写真集などが揃い、デザイナーやスタイリストも訪れる自由が丘の古書店とは?時代と共に変化しながら古本の新しい可能性を探る古本屋〈西村文生堂〉をご紹介します。
専門家として、本のある空間をコーディネート。
ディスプレイ用の本のサイズを測定。ブックコーディネート業は年間1,000件以上手がけている。
22歳の時に古書店を引き継いだ3代目の西村康樹さん。本の専門家として長年自由が丘の街を見守ってきて気づいたのは、貴重な古本が集まってくること。
「パリにいい古本屋が多いように、この周辺も文化レベルが高く、誰かが一生かけて大切に集めた本があって、それを求める人がいる。本がそんなふうに循環するからこそ、古本屋が成り立つと感じます」
時代に合った古本屋のあり方を模索して、ブックコーディネート事業にも力を注ぐ西村さん。
部屋や本棚のディスプレイに最適。洋書をイメージしたシンプルなデザインのダミーブック。1,000円~。
映画やドラマの小道具として使う本を集めたり、本や雑貨を使ってレストランやオフィスの空間ディスプレイを手がけている。
店舗も洋書や写真集などビジュアルに特化した品ぞろえで、地元民はもちろん、デザイナーやスタイリストが本を求めてやってくる。
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