
小説や漫画原作ありきの映画作品が急速に増え続けている昨今。きっかけは遡ること1960〜70年代。当時ではまだ珍しい、書籍×映画のメディアミックスが始まり「読んでから見るか、見てから読むか」のキャッチフレーズは社会現象となった。そして現在、原作ファンが映像化に歓喜し、映画を観た人が原作を求め、本を手に取る時代が再燃している。時間がある時期だからこそ、映画も本もどちらも楽しむというのも手かも!
1.『窮鼠(きゅうそ)はチーズの夢を見る』 著・水城せとな

(小学館/505円)
『失恋ショコラティエ』『脳内ポイズンベリー』など女性から多くの支持を集める水城せとなが、性別を超えて人を好きになる喜びや痛みを純粋に表現した作品を描く。優柔不断で不倫を繰り返す恭一と、そんな彼を学生時代から想っていた今ヶ瀬との恋模様は、切なくもどこか温かく、背中を押してあげたくなる。
©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会
6月5日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー公開予定。
配給:ファントム・フィルム
2.『ロマンスドール』 著・タナダユキ

(KADOKAWA/1,200円)
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