料理が嫌いなわけではではないけど、苦手な"あの作業"や億劫な"あの工程"を思うと、つい腰が重くなってしまう…。
そんな読者が抱える料理の悩みを料理家の樋口直哉さんが課題別に解決します!
「料理好きのための21世紀料理教室」「〝おいしい〟をつくる料理の新常識」など、固定観念や思い込みを鮮やかに覆すレシピや考察を自身のnoteで惜しみなく公開している料理家の樋口直哉さん。今回、読者アンケートから浮かび上がった、みんなが抱える料理のお悩みを彼に相談してみたところ、目からウロコの金言が多数飛び出した。
「そもそも料理って、考えることから始まるもの。だから、好きでなければ、考える段階で苦痛を感じてしまうのは当然です。でも、世に出ているレシピの多くは、その解決策を提示できてないという矛盾(苦笑)。そこで僕が出した結論は、考えないことが解決策である、ということ」
のっけから大胆なロジック!では、〝考えないでできる料理〟とは?
「焼くだけ、煮込むだけといったワンアクションでできるもの。それでいて作業スペースを取らずに済むものが理想です。
例えばコロッケのように、じゃがいもを茹でる、潰す、丸めて衣をつける、揚げるといった複数の工程に加え、作業スペースが必要になるメニューは〝考える〟料理、ということ」