自分のため、誰かのため、世界の問題のため…アクションを起こしたことで、新しい転機を迎え自分らしく輝けるようになった人の女性たちに話を聞きました。1人目は〈ovgo〉代表取締役の溝渕由樹さんです。
“自分の好きなことと、取り組むべきことが一緒くたになったのが私が作るクッキーです”
幼少期からスイーツとお菓子作りが好きでした。発展途上国の支援も興味があって、大学卒業後は商社に就職しましたが、与えられた仕事をこなして、決められたレールの上でこの先も働く姿が想像できなくなってしまって。好きなことを仕事にできる環境を探そうと思ったんです。そこで出会ったのが海外のヴィーガンやプラントベースの焼菓子でした。制約がある人もない人も気にせず食べることができて、環境問題などにも良い影響を与えることを知りました。私の好きなものと問題意識を持っている分野がダイレクトに繋がるクッキーなら、自分も楽しみながらやっていける自信があったんです。

アルゼンチン・ブエノスアイレスで、郷土菓子「アルファホーレス」を作るお菓子教室に参加。「ローカルのクッキー作りは 楽しくて新鮮でした!」