表面同様、ボトルの裏面に書いてあるのは造り手からのメッセージ。加えて注目すべきは、インポーターと呼ばれる輸入業者のシール。最高の状態でワインを運ぶプロとして、ワインの目利きとして、4人の「飲み手」のプロが頼りにする業者を教えてもらった。
徹底的な品質管理とともに次なるトレンドを創造する〈ラシーヌ〉

左・ラマズ・ニコラゼ「ツィツカ・ナフシルゲレ」。ジョージアの土着品種を使用。中左・ヴァレ・ダ・カプーシャ「フォッシル・ブランコ」。ポルトガルワインの筆頭。中右・ドメーヌ・グラムノン「ポワニェ・ド・レザン」。右・ラ・スール・カデット「ブルゴーニュ・シャルドネ」。
酸と繊細なテクスチャーを感じるバランスの良いワインを幅広く扱う〈ラシーヌ〉。彼らの個性は徹底的な品質管理にある。
リーファー輸送はもちろん、現地での倉庫においても温度管理を行うほか、未開封で返品された商品の転売を避けたり、照明や温度の管理が難しいイベントや催事に参加しなかったり。こうした厳格な姿勢は、造り手の個性を“そのまま”飲み手に届けたいとの思いからだ。また世界のワインの情勢を見極め、新しい産地のワインを積極的に取り入れるのも特徴。