2019年6月14日 12:00
初心者でも楽しめる!東京の山・高尾山の「奥高尾ミニ縦走ハイキングコース」後編
その答えは「山だから!」という言葉でしか表現できない。
縦走路に点在する個性豊かなお茶屋さん。
昭和初期から続く〈城山茶屋〉は店構えも味がある。高尾山麓の井戸水を使ったまろやかなドリップコーヒーも外せない。
城山でのもうひとつのお楽しみは、山頂にある〈城山茶屋〉だ。昭和初期からここで営業している店で、ご主人がいつもにこやかに迎えてくれる。
城山山頂の〈城山茶屋〉はおでんも美味。具材ごとに丁寧に下ゆでされたタネは、どれもいいあんばいの煮え具合。高尾山ロゴのワンカップはおみやげにも。
手作りのなめこ汁やおでんは通年の大人気メニュー。夏場はひんやり、かき氷が名物だ。大きなかき氷を分けて食べると汗もひいて気分もすっきり。3つ目の山頂、景信山へ続く尾根を再び歩き始める。
山と山をつないで歩くことで見える風景。
高尾山から城山までの道はなんとなく整備されていたけれど、城山から景信山までの道は人工物の気配がない山の道。土の感触が心地よくて、コンクリートよりずっと歩きやすい。日陰に入るとびっくりするくらいひんやりした風が吹き抜けて、でもしばらく歩くとぽかぽかした木漏れ日を感じたり。『太陽と北風』じゃないけれど、ここでは人間じゃなく、自然が世界を司っているんだなと思う。
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