先輩社員に次ぐ!「わかりやすい新人研修」を心がける3つのポイント
新入社員たちが全体研修を終えてそれぞれの部署に配属させられるようになった頃、彼らの研修担当に任命されることになったハナクロ世代の先輩もいることでしょう。
自分たちも先輩たちから教わった新人教育だけれども「教えること」と「教わること」はまた別物です。そこでこのコラムでは、ゆとり世代を教育するにあたり、どのような点に気をつけて研修を進めていくべきなのかを検証してみました。
■まずはとにかく「メモを取らせる習慣」からつけさせる
筆者が会社員時代、研修を担当していた他部署の先輩(氷河期世代)が「今年の新人はメモを取らない。研修が終わった後に俺が説明で使ったホワイトボードを写真に撮りにくるだけだから、話をちゃんと聞いているのかわからん。」とぼやいていたことがありました。
先生の板書をノートに写していた学生時代とは変わって、実践における業務説明の内容は、口頭での説明がほとんどです。だからこそその基礎として「メモをとる習慣」はきちんとつけてほしいもの。
そこでその先輩は自身の研修方式を一新し、ホワイトボードを封印。
先輩からは決して「メモを取れ」とは言わなかったけれど、全て口頭説明に切り替えた途端、一斉に新入社員たちがメモを取り出したとか。