2016年6月23日 12:00
頭ごなしに「怒る」のはNG!20代の後輩を辞めさせずに叱る方法
20代も後半になってくると、入社1~2年目の後輩の面倒を見る機会が増えてきます。部下ではないけれど、何かと目を配らなければならない存在の後輩。場合によってはどうしても、忠告や指導をしなければなりません。
しかし安直なお説教は、ただただ「ヒステリーな口うるさい先輩」と反感を買ってしまうだけです。それどころか「〇〇さんがうるさいので辞めます」なんてことになったら、自分の責任を問われてしまうことも。
そこでここでは、仕事において後輩を上手に「叱る」ポイントについて取り上げてみましょう。
■叱る理由をしっかり整理する
まず大切なのは、「何がいけないことなのか」をこちらがきちんと把握・整理することです。
入社1・2年目で生じるトラブルは、だいたい本人が「自分の何が問題だったのか」に気付いていないことがほとんどです。
トラブルの状況によっては、やむを得ず自分で判断してしまったことで発生してしまったことなのかもしれません。
結果や現状だけ判断するのではなく、「どのような状況だったのか」、「どうしてそうなってしまったのか」、「どのような処置ができたのか」といったことを瞬時に整理することが、先輩として問われるスキルになってきます。