大人になってから読むと痛感?「童話」にまつわるふか~い教訓
読書の秋です。現代小説、ノンフィクション、歴史的小説、入門書……などいろいろなジャンルがありますが、今回取り上げるのは「童話」。
「この年で童話を読むなんて……」と思う人もいるかもしれませんが、童話の中には、生きていく上でのたくさんの「教訓」が込められています。大人になった今読み返してみると、子どもの頃とは違った印象を受けるかもしれません。
ここではそんな童話の中から、今読むとハッとさせられる「教訓」について取り上げていきましょう。
■コウモリ(卑怯なコウモリ)
鳥と獣が争う中で、どちらにもいい顔をして、何度も優勢な方に寝返るコウモリ。やがて両者が和解すると、コウモリはどちらからも嫌われてしまうというお話です。ここから「何度も人に背くものは、やがて誰からも信用されなくなる」という教訓が込められていますが、コウモリみたいな人は周りにいませんか?
どちらにも都合よく合わせようとすると、いざというときにボロが出ます。
「調子がいい人」というレッテルを貼られてしまうので、注意が必要です。
■アリとキリギリス
せっせと働くアリと、遊んで暮らすキリギリス。「備えあれば憂いなし」という教訓から、せっせと働くアリは「善」