くらし情報『早逝したカリスマ女性美容師の“熱く、太く、強く”生きた姿を追ったノンフィクション』

2017年7月3日 08:00

早逝したカリスマ女性美容師の“熱く、太く、強く”生きた姿を追ったノンフィクション

■没後8年たっても叱られた思い出話を競い合う

長くファッション誌のヘアページを担当し、日本で唯一のヘアライターでもある佐藤さん。大ヒットした前著『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)とは打って変わって、今回書き上げた『道を継ぐ』(アタシ社)は49歳でスキルス胃がんで亡くなったカリスマ美容師・鈴木三枝子さんの姿を追ったノンフィクションだ。この女性がとにかくカッコいい。

早逝したカリスマ女性美容師の“熱く、太く、強く”生きた姿を追ったノンフィクション
日本唯一の「ヘアライター」でもある佐藤友美さん撮影/斎藤周造
「美容業界でこれほど誰もが影響を受け、憧れた人はいなかった。鈴木さんが勤めていた美容室『MINX』のスタッフと飲みに行くと、いつも“鈴木さんに叱られた自慢”が始まるんです。こんなにひどい叱られ方だった、いや自分のほうがひどいって(笑)。亡くなって8年経つのに、みんな鈴木さんの話をします。どう生きたら、こうして色あせることなく人の記憶にとどまるのかを知りたくて」

と、執筆の思いを語る。

本書から浮かび上がるのは、鈴木さんのストイックでとことん一途な仕事ぶりと、その熱量で周りを巻き込み、一緒に仕事をする人たちに最大限の力を発揮させていくエネルギッシュな存在感。

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