2017年7月29日 14:00
温泉教授が教える温泉巡りのコツ「欲張りすぎない」「温泉水のエイジングに注意」
名湯&秘湯の温泉旅行は日本人のお楽しみのひとつ。ところで、温泉には具体的にどんな効果があるの?上手な温泉巡りのポイントは?温泉教授の早坂信哉先生に聞いた。

自然の美しさを堪能しながらの露天風呂。カラダだけでなく心も癒されます(秋田県・乳頭温泉)■入浴のメリットは温熱、浮力、水圧
名湯&秘湯の温泉旅行は日本人のお楽しみのひとつ。ところで、温泉には具体的にどんな効果があるの?
「まずは温泉を含め、入浴による身体への効果をお話ししましょう。入浴による最も大きな効果は、身体を温める温熱作用です」
と、温泉教授の早坂信哉先生。
「血管も広がり、血の巡りもよくなります。そして、体内の老廃物が運び出され、排出されます。つまり新陳代謝が活発になるのです」(早坂先生、以下同)
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「浮力も入浴の作用です。肩まで湯に浸かると、浮力で体重は約10分の1になります。身体が軽くなることで、関節への負担が軽減したり、肩こりや腰痛が和らいだりもします。
さらに、水圧も入浴の作用。入浴時の水圧は意外と大きなもので、肩まで湯に浸かった状態でお腹まわりを測ると、空気中に比べて数センチ縮んでいるほど。
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